02/ STATEMENT
"Mayday,
「メーデー、
Third-year Inside Exhibition
2026 / 04 - 23 / 24 / 25
Hachioji Campus
この度、多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース4年生は、2025年度成果発表展「メーデー、を開催いたします。
多摩美術大学は昨年、創立90周年を迎えました。歴史あるこの場所で、改めて自分たちの足元を見つめ、表現と向き合う機会と捉え、これまで学外のギャラリーにて開催されてきた本展覧会を学内で開催することにしました。
展覧会のタイトル「メーデー、は、救難信号を意味する符号語です。信号は、必ずしも誰かに受信されるとは限りません。それは私たちの作品も同じです。私たちが作品に込めた思いは、必ずしも鑑賞者に伝わるとは限りません。意図とは異なる文脈で消費されたり、誰にも届かず虚空に消えたりすることもあります。それでも、表現をやめることはありません。たとえ受信が保証されなくとも、信号を送り続けること。その行為自体に、私たちが制作を続ける意味があります。
会場では、それぞれが異なるメディアを通じて発信する、多種多様な作品が展示されます。日々変容し続ける複雑な環境の中で、扱うメディアや表現の手法は異なりながらも、共通しているのは、届くかどうかわからない「不確実性」です。本展において、それらがどのように届くのか。あるいは、すれ違って伝わるのか。その揺らぎも合わせて、私たちの現在地をご覧いただければ幸いです。